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ボランティア日記?
特養で、週5日の活動をする事になった、初めての活動日。
所属する事になった2階へ行くと、スタッフが忙しく働いていました。何をすれば良いのかオロオロするばかりだった、私に気づいた一人の職員が声をかけてくれました。


職員「大丈夫よ。皆が揃ったら自己紹介して。後は普通にしてればいいから。」


利用者さん、スタッフが全て揃った所で、職員に促され前まで行き、自己紹介する事になりました。


私『今日からボランティアとしてお世話になります、Ressarです。よろしくお願いします。』


名字だけを述べた私に、スタッフから、

『下の名前も!下の名前が可愛いんだから!』


と、言われ、下の名前を言って、


『歳、言ったら皆、びっくりするから!』


私『13歳、中一です。』


と照れながら、言うと、どこからともなく盛大な拍手をもらいました。人前で話す事に慣れていない私は、とても、恥ずかしくて照れながら、ドキドキしまくりでした。適当に、利用者さんの輪に入り、おしゃべりをしていると、ある利用者さんとスタッフから質問攻めにあいました。


スタッフ「どうしてこのボランティアに就こうと思ったの?」
私『自分が幼い時から病気で…。だから今まで沢山の人からもらった恩を世に返したいと思ったからです。』
スタッフ「すごいねぇ。ねぇ、○○さん。まだ中学1年よ。あたしが、中一の頃なんて、何も思ってなかったわぁ~」


と、利用者さんに話し掛けます。
スタッフの利用者さんへの接し方を見ていくうちに、次第に利用者さんへの関り方を見につけました。


スタッフ「将来はやっぱりこういう仕事に就きたいの?」
私『一応、お医者さんを目指してます。』
スタッフ「お医者さんですって!きっといいお医者さんになるんでしょうね!これくらいから自分の夢を持てるなんて、やっぱすごいわ!ご両親のしつけがいいんでしょうね!」


などと言われ、私は愛想笑いを浮かべていました。
その頃は、まだ、本気でがんばれば、夢は叶うと信じていた。それが、幻想だとは、思いもよらずに。


特養での毎日は、本当にきつかった。
毎日が地獄のような日々でした。体は早くも悲鳴をあげていた。学校さえいけていないのに、こんなところへ行く元気があるなら、学校へ行け。と思われるかも知れませんが、私は学校に行くより、ここで多くの事を学ぶ事になるのです。


私が所属していたのは2階でしたが、一日のうちに何度も最上階を行ったり来たり。非常階段を往復していました。重度な障害を抱え、大きな爆弾を抱えた体には、なんとも信じられない日々が続き、ある特養に向かう途中。あの悲劇は訪れました。


自転車で通勤していた私は、その日も重い体を引きずり、特養へと向かっていました。
自転車を漕いでいる途中、急に胸が苦しくなり、心臓が激しく痛みだしました。そして、みるみる内に冷や汗をかき出しチアノーゼが増強。とても、自転車を漕いでいられなく、止まって呼吸を落ち着かせようとしても、どんどんひどくなってきます。そして、私はそのまま意識を失い、倒れてしまいました。


通行人の親切な方が119番通報してくれ、救急車で、運ばれました。気づいたらMY病院のベッドの上で、心電図モニター、酸素吸入、点滴やら、いろいろな管に繋がれていた。
そこには、心配そうに覗きこむ主治医の姿と、母の姿がありました。


意識を戻して、主治医から言われた事。


Dr.「もう、ボランティアを続ける事は無理だ。今すぐやめなさい。このまま続けると、本当に死ぬよ。」


これは、脅しでもなんでもなく、私にも限界は分かっていました。それでも、私はやめなかった。それは、私の中での意地であり、ボランティアとしてのプライドでした。やけになっていたのかも、知れません。自分を見失った最中で、多くの人と関る事で自分を取り戻し、認めてもらいたかったのかも知れません。


それでも、特養での忙しさは私にとって限界で、僅か2週間で、特養をやめる事になったのです。


施設長に話しに行きました。


私『皆さんにこれ以上迷惑はかけられません。これからも度々今回のような事が起きる可能性はあります。皆さんへ与える影響を思うと、このままここで、続けるわけにはいかないと、判断しました。せっかく受け入れて下さったのに、身勝手で申し訳ありませんが、今日限りでやめさせて頂きます…』


活動中に意識を失った訳ではなく、通勤途中で起きた事故だったので、これが活動中に起きると…と、施設長も理解下さり、2週間の活動を終えました。


スタッフや利用者さんには、施設長から話してもらう事になり、私はそのまま、その日の活動を終え、2週間の特養での、活動に終止符を打ちました。


さよなら。
ありがとう。


この特養で、私は人間として多くのものを吸収し、ほんの少し成長した自分をみました。



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【2006/11/06 23:04 】 | ボランティア | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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