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伝わらない想い・・・

病気が進行していく中で、新たな決断を迫られた日。
あたしは、あの時、何を考えて、どうしたかったのだろう。


いっぱい、どん底にいて、そこから這い上がる事も出来ず、ただ、この暗くて冷たい場所から、
救い出してくれる人を、待っていた。
当然、そんな救世主は、現れないわけで。
自力で、這い登っていくしか、なかった・・・。


 


放射線治療か抗がん剤治療か。
一晩考えて、出した答えが、『先生の判断に任せよう。』って事だった。
考えるのが嫌だとか、面倒だとか、そんないい加減な気持ちで、出したんじゃなかった。
ただ、あたしを、生まれた時から、それこそ生まれる前から、小さい時から、診てくれている
先生たちが、一番あたしの今の状態も、この謎の多い病気も、良く分かってくれてる。
その先生たちが、選んだベストな治療に、間違いあるはずがない、って思ってた。
決して、受身で言ってるのではなく、本心からそう思って。そう、信じて。



でも、先生に、どのように伝えるか?
答えを出すのが、早い私は、次に悩むのが、伝え方。
試行錯誤。考えて考えて、考えまくる。
ほんとに、これでいいのか?別の治療選んでも、その先にあるものが、見えすぎる辛さ。
医療の事なんて、医学の事なんて。病気の事なんて。
何も、分からなかったら、不安もないのかな。ただ、医師に任せておけば、現実に身をゆだねる
事も、出来るのかな。
でも、あたしは、知ってるの・・・。この病気の怖さ、正体。
どの治療を選んでも、その先にあるものも、光景も、全部・・・分かるの。
知識があるお陰で、私は正体不明な病気に対する恐怖を処理できた。
でも、知りすぎてしまう怖さ。何でも分かっちゃう事に。ある種の恐怖を感じる。
悩んで、迷って、考えて。
あきらめると決心しては・・・ココロの深みのドツボにもはまり・・・。
やはりあたしの人生の選択として、必要と思い、自分の意思で決心した事なのだから。
その事を、きちんと自分の口から、伝えられれば・・・と思う。
が・・・実際には、難しい・・・。



次から次へと襲い掛かってくる試練の連続に。
『これが良かった。』とは、胸張って言えないけど、不安と毎日迷いの中。
でも、自分で決めた道だもん。後悔したって、自分で選んで決めた道なら、あきらめもつく。



在宅は、病院の日常とは、違う。
時の流れ方も、違う。同じ24時間なのに、感じ方が違う。
どちらが、いいか?は、人それぞれの答えだろう。
あたしだって、在宅生活が、100パーセントいい。とは、思ってない。
病院で迎える朝は、憂鬱な気分。。目覚め・・・病院の白い天井が、目に入ると・・・鬱鬱鬱。。。
寝ぼけたまんまから、看護師さんに無理やり検温されるのも、不機嫌だし。。
それよか、閉ざされた個室で、ひとりで迎える朝は、鬱以外何者でもない。
監視カメラに向かって、にっこりピースなんて、やってらんない。。



在宅にしか、出来ない事がある。でも、病院でしか、出来ない事もある。
在宅生活が、だからって言って、全ていいものじゃない。
重度障害・難病持って、こうして在宅で暮らせてるのも、家族や理解ある医師や看護師さん達、
周りの人達の支えと理解があって、はじめて、成り立つのです。
在宅で暮らしたくても、環境が整わなくて、暮らせない人だっているのです。
その事、思えば、在宅で生活できるって、ほんとに幸せだなぁと感じる。
今この、瞬間に。



人生いろんな毎日の積み重ねです。
苦や辛を考えるのは、楽だけど。幸、考えるのって、一番難しいのかも知れません。
って、いうか・・・悪い方ばかり考えてしまうのは・・・あたしの悪い癖?
ただ、単純に幸せな自分が、『これで(幸せで)、いいのか?』とつぶやいている。。。
でも、一晩考えて、好きなだけ泣いたら、呼吸乱れても、発作起しちゃっても。
寝て起きたら、『なんとかなるさっ』って、思い直す単純な、あたし・・・。
良く言えば、立ち直り早い・頭の回転速い。って言えるケド。
悪く言えば・・・単純な人間。
ほんと、扱いにくいなぁ、あたしの性格・・・。。。



朝から、訪問看護師さんが来てくれて。治療の事、色々聞いてくれたけど、思ってる事のその
半分も、言えなかった。
どうせ、言ったって、仕方ない。これは、あたし自身の問題。
最終的には、自分で乗り越えないと。
こうして、弱音吐いてしまうあたしは、精神的に、未熟です。
だけど、どうしようもない・・・。
こうして日記でしか、吐けないあたしは、一番大切な人に、何も伝えられない・・・まんま。
病気の進行と共に、もう、自分の足で立つ事は(ココロも)、無理になっちゃったのだろうか・・・。
せめて、ココロは、健全でいたい。



在宅での生活に戻って、日々の日常の幸せ。
窓から聞こえる、子どもたちの賑やかな声。登下校の時間。
うちの弟も、その輪の中に、いるのだろうか。私に、見せた事のない笑顔で、笑ってるんだろうか。
友達の、輪の中で。
病院生活では、決して経験できない事。
街の匂い。雰囲気。自分の今ここに住む、生まれてから、ずっと過ごしてる「町」。
そういうのを・・・大切に、愛しんで、いっぱい笑って、愉しんで。
家族や友達の、側で・・・。
肝心なほんとの幸せって、案外気づかないもの。身近にあるもの事ほど、目をこらさないと目に見えないもの。
来年も、きっと、来年は、笑って、いっぱいいっぱい笑って。
みんなで笑って、お腹抱えるくらい、笑い過ぎたいな。。



今のあたしには、笑える気力も力もなくて。。。前まで、こんな事なかったのに。
まだ、テレビとか、面白い事あれば、笑える。家族の誰かが、笑わせてくれれば、こころから・・・
笑えてた。寝たきりになったって、笑わせてくれる家族や仲間がいるから。がんばろうって思えた。
ネットも出来て。そんな時、生きようとする余力も、まだ十分残ってるんだと・・・感じられる。
けど、人との会話にも疲れていく今日。
友達から来るメールにも、些細な事で、イライラしてしまう。
決して、相手が悪いんじゃない。きっと、ううん、絶対。あたしの、器が小さいだけ。
もっと、何でも受け容れられる、大きな人間になりたい。


「無理もきかなくなってしまった・・・身体」


その事が、辛い。贅沢・・・ですか。。。?


 


 


試練の連続でも。
あたしは、あたしのこの人生を。謳歌したいんだ。



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【2006/12/02 19:03 】 | 日々の日常 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
<<眼科の先生のひとこと。 | ホーム | 粉雪>>
コメント
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私のようなものがRessarさんに偉そうなものを言える立場ではないのですし、私の経験なんてRessarさんの前で話せるようなことではないのですが、海のことを知っていただいているということなので書かせていただきますね。

私は3度、我が子が死ぬのを覚悟の上で医師に我が子を託しました。絶望のどん底に落ち、自力で這い上がり、またどん底に落ちるということをしました。
自力で這い上がり、というのは変に意固地になっているからではなくて、自分の心ですから自分で這い上がるしかないのですよね。誰かに慰めてもらったり、励ましてもらって上がるようではだめなんですよね。

医療の限界を知ってしまっているから。
その先にあるものが見えてしまうから。
分かるから辛いってこと、ありますよね。知らなかったら治療に希望が持てるし、医療を信じることができる。それができたら精神的にどんなに楽か。

私は自分に関する決断ではありませんでした。だからRessarさんの思いが分かったようなつもりになっているだけなのでしょうけれど、Ressarさんの決断、応援します。

笑えないときは笑わなくったっていいんです。私の母が言いました。「人は忘れるから生きていける」って。気持ちの切り替えができる、って神様がくれた性格ですよ、きっと。切り替えなきゃ、忘れなきゃ心がつぶれちゃうもの。
また笑えるときがきます、きっと。

Ressarさんの人生です。Ressarさんの人生を謳歌しましょう。
by:patora | URL | #KGAhWzec【2006/12/03 00:47】 [ 編集] | page top↑
--patoraさんへ--
海くんもお母様も、ご家族も大変な時期を過ごしてきて、そして今の生活が、あるのですものね。
絶望しか見えない中で、医師を信じる事しか出来ないって事…。死をも覚悟で、我が子を医師に託す気持ち。どんなに辛いものでしょう。
私は、親の気持ちは、分かりません。親がどんな想いで、私を今日まで生かしてくれたのか。きっと、私が想像できないくらい、厳しい毎日だったと思います。
本当に、温かい人は、凍える冷たさを知っています。
本当の希望を知っている人は、本当の絶望を知っています。
絶望の中で、僅かな光は…存在しているのかも知れません。それを見いだせるかどうかが、人間の課題なんでしょうね。
貴重な体験お聞かせ下さって、ありがとう御座いました。

私のげんきは、皆の笑顔です。
海くんの成長、そしてごきょうだいの成長を、心から楽しみにしています。
by:Ressar | URL | #-【2006/12/03 02:04】 [ 編集] | page top↑
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