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ボランティア日記?
センターの面接から5日後。週一回の定期外来がやって来ました。


Dr.『こんにちは。この間はごめんね。叱ってしまって。』
私「あたし、ボランティアする事にしたから。」
Dr.『えっ・・・』
私「先生ごめんなさい。もう、面接行ってきたの。来週からボランティアをするに為に研修があるの。2週間、土日以外毎日あるの。」


先生は、あっけにとられ、無言でした。
取りあえず、他の患児も待っているので、診察し、いつものように点滴するための部屋で4時間過ごしました。


点滴中、外来が終わった主治医が部屋に来て、話しこみました。
センターでの面接での事。母の言った事。両親の想い。私の想い。そして、先生の想い。
その頃は外来は、一人で行っていたので、母は送り迎えだけだったので、先生と2人っきりで話し合いました。


Dr.『もう、面接にも行ったんなら、僕が何と言った所で遅いね。君は自分で何でもする子だから、やるとは思っていたけど・・・』
私「ごめんね。先生。でも、ボランティアする事で今の自分を変えられると思うの。危険だとは思ってるけど、あえて、やる事にしたから、今は黙って見守ってくれない?自分の身体は自分が良く知っているから。無理はしない。約束する。」
Dr.『言うと思ってた。Ressarちゃんが決めた事なら、僕は何も言えないよ。』
私「ありがとう。」


決めたら、突き進むべし。
幼い頃から、私はそんな子どもでした。
思っているだけでは、前へ進む事は出来ない。行動あるべし。


翌週から、週5日2週間の研修期間がセンターで始まりました。
母は、毎日自転車の後ろに、私を乗せ、雨の日も風の日も通ってくれました。両親に、迷惑はかけたくない。でも、私の中でボランティアする事はもう、堅く決心していました。


研修時間は1日3時間~4時間。土日や平日と分かれていたのですが、私は平日の昼間2時から6時までのコースを選びました。ただし、週一の外来の日は、お休みしました。
研修内容は、介護と病気の両面の技術と知識でした。
心肺蘇生術も教わりました。
研修時間は、母は部屋の外で、あるいは一度家に帰り、終わりの時間になれば、また迎えにきてくれる、というパターンでした。


研修で、私の他に7人の研修生がいました。
福祉関係を目指す学生さん。主婦の方。専門職に就いている方。
春休みだったので、学生さんの参加が多かったです。


介護の時間では、高齢者の心理についても学びました。
そして、関わる時は同じ目の高さで。という当たり前の事も、1つ1つ学び、吸収していきました。
車椅子1つ押すのも、大変な技術がいる事。そして、人と関わる事には、いつだって『責任』が問われる事を、教えられました。
ただ、人の役に立ちたい。自分がこれまで多くの人から受けた恩を、動ける内に世に、返したい。そんな中途半端な想いで、ボランティアをしたい。と思った私は、この2週間の研修の中で、人と関わる難しさを知り、また、責任とプレッシャーが付きまとう事を知りました。


甘い考えでは、務まらない。


ボランティアは、自己の自由の思想と意思の下、行う事であり、無償だからと中途半端で関わるものではない。


私が、研修期間中、学んだ事です。


一方で、センターの担当者の方は、私が研修をしている間。
各介護施設や養護施設、各ボランティア団体に問い合わせ、受け入れを頼んでくれました。
けれども、研修生の皆は、次々と受け入れ先が決まって行くのに、私は最後になっても、決まりませんでした。答えは、決まってる。
重度の障害があるから・・・。
そりゃ、そうですよね。難しい病気を抱え、活動中に何かあったら、施設側の責任も問われてくるのですから。受け容れ側も慎重になっていたのは、言うまでもありません。


研修期間が終わりに指しかろうとしていた頃。
担当者の方から電話が入りました。


担当者『見つかったよ!!』
私「えっ?」
担当者『受け入れ先が見つかったよ!今ね、2つの施設から面接したい。と連絡が来たよ!』
私「本当ですか?」


他の研修生たちは、受け入れ先が決まったら面接なんてせずに、そのまま活動に入ります。しかし、私は特別に施設側から、面接を言い渡されました。ふつうの人と、病気を持った人との違い。
ここで、私は社会の厳しさを知ることになったのです。
病気を持って、社会に出る事は、そう簡単な事ではない。


私はわずか中一にして、その事を想い知らされました。


受け容れてくれるように、何度も断られながら、それでも微かな希望に託して、あきらめず、問い合わせてくれた担当者の方に、この場を借り、厚く御礼申し上げます。


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【2006/11/06 17:02 】 | ボランティア | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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